夜勤で体調を崩さないために

夜勤は手当が付くなどのメリットがある一方で、体調を崩してしまうなどのデメリットもあります。夜勤で体調を崩してしまう一番の理由には、睡眠時間が不規則になってしまう事が挙げられ、実際にそれを懸念して夜勤のある会社への転職を諦めてしまっている人も多くいるようです。では、夜勤で体調を崩さないためには、どのような対策を取ればよいのでしょうか。

まず、対策を取る上で知っておきたい事に、サーカディアンリズムというものがあります。人間はサーカディアンリズムという体内時計によって1日の周期が調整されており、夜勤明けもそのサーカディアンリズムに沿って睡眠を取ったほうがよいとされています。つまり、夜勤明けであっても、可能な限りいつもと同じ時刻に就寝したほうが体調にためにはよいのです。

夜勤明けはたくさん睡眠を取りたいという人も多いかもしれませんが、日中の睡眠は2時間程度の仮眠に留めておき、通常の就寝時間に眠りにつくようにしましょう。そうする事で睡眠時間が不規則にならずに体内時計を調整する事ができます。

また、その2時間の仮眠でもしっかり質のよい睡眠を取る事が大切です。夜勤明けは、逆に目が冴えてしまって寝付けないという人も少なくないかもしれません。その場合は、仮眠の前に入浴をしたり、軽い運動をしてみるとよいでしょう。さらに、部屋を暗くしてみたり、アイマスクをするなど入眠のための工夫も必要です。日中で音が気になる人は、耳栓を使用するとよいかもしれません。